第3回日英デジタルパートナーシップ政務級会合の結果
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2025年1月22日（水）、デジタル庁、総務省及び経済産業省は、英国科学・イノベーション・技術省との間で、第3回日英デジタルパートナーシップ政務級会合を開催しました。
今回の会合では、日英デジタルパートナーシップの下で進展したこの1年間のデジタル分野での協力の確認を行い、次の段階への戦略的方向性を示すものとして共同声明を取りまとめました。
本会合の概要
日本側は岸信千世デジタル大臣政務官、阿達雅志総務副大臣、古賀友一郎経済産業副大臣、英国側はマーガレット・ジョーンズ科学・イノベーション・技術省政務次官が出席し、WEB会議にて開催しました。
本会合では、次世代ネットワークに向けた国際共同研究の可能性、半導体分野でのサプライチェーンの強靭化、DFFT、デジタル・マーケットプレイスとガバメントクラウドにおける協力等、日英デジタルパートナーシップの下で進展したこの1年間のデジタル分野での協力の確認を行い、次の段階への戦略的方向性を示すものとして共同声明を取りまとめました。
共同声明の主なポイント
1. 半導体
日英関係省庁は、化合物半導体、半導体設計、フォトニクス等の分野において、サプライチェーンの強靭化に関する協力を継続し、日英関係者間の研究開発と商業協力を促進することをコミットする。
2. AI
国際的なAIガバナンスの重要性を認識し、日英関係省庁は、2024年5月の広島AIプロセス・フレンズ・グループ及びAIに関する欧州評議会条約の合意にコミットした。相互運用性を推進するため、AI規制に関する二国間の意見交換も必要に応じ継続する。
日英のAIセーフティ・インスティテュートは、AIの安全性に関する知識交換を促進する強固で永続的な関係を築いてきた。
3. 将来の電気通信及び多様化
2024年11月に日英テレコム政策対話を開催。会合では、将来の電気通信技術（Beyond 5G/6G）の推進、Open RANを通じたサプライチェーンの多様化の促進、技術標準開発への参加を通じた将来の電気通信ネットワークの形成における政府の役割の探求に関する共同目標を再確認した。
4. サイバーレジリエンス
2024年9月に開催された第8回日英サイバー対話の結果を踏まえ、 IoT製品のセキュリティに関するスキームの相互運用性の確保、両国の中小企業等のセキュリティ対策評価に関する知見の共有などを行う。
5. データ
信頼性のある自由なデータ流通（DFFT）の推進と具体化を支持するために、G7やOECDなどの多国間フォーラムにおいて緊密に協力し、データの越境移転に対する障壁に対処し、DFFTの文脈におけるデータセキュリティに関する共通理解を深めることを含むデータ・ガバナンスの相互運用性を推進する。
6. 政府のデジタル変革
2024年7月、デジタル庁は英国政府デジタル・サービスと、テーマ別専門家出席のもとオンラインにて専門家会合を開催し、デジタル・マーケットプレイスやコストを削減し業務生産性を向上するガバメントクラウドのメリットを含む、日英の知見を交換した。
成果文書
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