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アジアにおけるデータガバナンス等に係る閣僚級会合を開催しました

2024年2月3日(土)、河野大臣はシンガポールで「アジアにおけるデータガバナンス等に係る閣僚級会合(Ministerial Session on the Future of Data Governance in Asia and Operationalisation of “Data Free Flow with Trust(DFFT)” )」を主催し、シンガポールのテオ情報通信大臣兼第二内務大臣と共同議長を務めました。
セッションには、シンガポールのほか、ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、ベトナムの関係閣僚等及び東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA:Economic Research Institute for ASEAN and East Asia)が参加しました。

閣僚会合参加者11名の集合写真。河野大臣は左から6番目に並んでいる。

概要

セッションでは、信頼性ある自由なデータ流通(DFFT:Data Free Flow with Trust)の推進やアジア地域の持続可能で包摂的な発展に向けたデータガバナンスにおける今後の日本とアジア諸国間での協力関係について議論が行われました。

河野大臣は、「本会合は、日本とアジア諸国における国境を越えたデータ流通に関する今後の協力関係の契機となる」と強調した上で、OECDの下にIAP(Institutional Arrangement for Partnership)が設立されたことに触れ、今後の連携強化について言及しました。また、参加国からは自国のデータ保護法制やグローバルへの対応についての紹介とともに、DFFTにおける日本のリーダーシップへの謝意やデータガバナンスの重要性に係る発言など、肯定的な意見が示されました。会合は日本とアジア諸国の協力推進をテーマとしながらも、各国から様々な取組が紹介されるなど有意義な議論が行われました。今後、日本とアジア諸国の強力なパートナーシップの下でアジア地域の持続可能で包摂的な発展に向けたデータガバナンスを推進するとともに、日本とアジア諸国のデジタルエコシステムをつなぐ具体的かつ実践的なプロジェクトの創造に共同で取り組み、グローバルへの展開を目指していきます。

「アジアにおけるデータガバナンス等に係る閣僚級会合」の様子
(「アジアにおけるデータガバナンス等に係る閣僚級会合」の様子)

関係閣僚等との会談

  1. ブルネイ
  2. マレーシア
  3. 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)

1. ブルネイ

ムスタファ運輸情報通信大臣との会談では、デジタルトランスフォーメーションにおける日本の取組について紹介するとともに、DFFT/IAPの推進及び国際データガバナンスに基づく政府のデジタル化に関する両国間の連携について議論しました。

ペンギラン・ダト・シャムハリ・ムスタファ運輸情報通信大臣との会談
(ペンギラン・ダト・シャムハリ・ムスタファ運輸情報通信大臣との会談)

2. マレーシア

ゴビンドデジタル大臣との会談では、日マレーシア間におけるデータガバナンスの推進及び連携、両国のデジタルアジェンダの優先事項に関する情報交換を行いました。

ゴビンド・シン・デオ デジタル大臣との会談
(ゴビンド・シン・デオ デジタル大臣との会談)

3. 東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)

「アジアにおけるデータガバナンス等に係る閣僚級会合」に出席した渡辺事務総長との会談では、アジアにおけるデータガバナンスに関する連携及びASEANのデジタル経済政策について意見交換を行いました。

渡辺 哲也ERIA 事務総長との会談
(渡辺 哲也 ERIA 事務総長との会談)

トゥアス港視察

2040年代の最終完成時には世界最大級の完全自動化ターミナルとなるトゥアス港を視察しました。港内の混雑化に対応するために、AIを活用した次世代の海上輸送管理システムの導入も計画されており、港内の移動車両やクレーンはすべて自動化されています。

世界最大規模の完全自動化ターミナルとなるトゥアスターミナル
(世界最大級の完全自動化ターミナルとなるトゥアス港を視察)

連絡先

デジタル庁 国際戦略
担当:矢端
電話:070-7416-9903

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