ヨルダン・ハシェミット王国とデジタル分野における協力覚書の署名式を行いました
- 公開日:
河野デジタル大臣は、2023年7月18日にヨルダンに出張し、首都アンマンにおいてデジタル経済・起業省(MoDEE)のアフメド・アル=ハナーニデ大臣と会談を行い、デジタル分野における協力覚書(MoC)の署名式を行いました。
概要
アル=ハナーニデ大臣は、「MoDEEへの訪問を歓迎する。貴国は、政府のデジタル化等の取組を精力的に推進しており、ヨルダン政府のデジタル化・デジタルトランスフォーメーション等を進める上で、協力を緊密化させたい。」と述べました。
これに対し、河野大臣から、「我々は2023年G7議長国で、DFFTの具体化に向けたIAPの設立に合意を得ることができ、またデータ利活用の重要性を広く発信することができた。歴史あるアラブの中において、貴国と日本とで連携していきたい。また、政府におけるデジタル・トランスフォーメーション等における知見を共有することにより、より良い行政サービスの提供や市民・企業がデジタルの恩恵を最大限に享受することを可能にすべく、協力関係を構築していきたい」と伝えられました。
その後、デジタル庁とヨルダンのデジタル経済・起業省との間でMoC署名式が行われました。
MOCによる協力内容
目的
日本国デジタル庁とヨルダン・ハシュミット王国デジタル経済・起業省における、デジタル分野での協力関係構築。
協力範囲
以下の分野で協力を行う。
- 双方のデジタル政府に関して、特に以下の分野についてのベストプラクティスの共有
- AI、IoT、ブロックチェーン、ロボティックス等の新技術
- データ(ガバナンス、利用、プライバシー)
- キャッシュレス決済
- デジタルID
- グリーンIT
- デジタル田園都市国家構想を含むスマートシティ
- 上記分野におけるキャパシティービルディングや研修における協力
- デジタル政府改革や技術の採用における伝統的アプローチの改革における情報、経験、教訓の共有
- 電子ガバナンスや電子公共サービスにおけるベストプラクティスの共有、会議参加、研修や職員交換を通じた協力
- DFFTの具体化に向けた協働
- 新デジタル技術における経験や専門的知識の共有
- デジタル経済、スタートアップ・エコシステム、革新的ソリューションの分野における協力
覚書の署名日及び署名者
- 署名日:2023年7月18日
- 場所:デジタル経済・起業省(ヨルダンの首都アンマン市)
- 署名者:河野太郎デジタル大臣(日本側)
アフメド・アル=ハナーニデ デジタル経済・起業大臣(ヨルダン側)
資料
- MoC原文(PDF/266KB)(2023年9月22日更新)
連絡先
デジタル庁戦略・組織グループ国際担当
矢端、長船
電話:070-7416-9903(矢端)、070-2476-6619(長船)