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岸デジタル大臣政務官が「マイナンバーカード利活用:在学資格証明デジタル化実証実験」に関する共同発表会登壇・デモンストレーション視察を行いました

デジタル庁は、マイナンバーカードの利用シーン拡大に向けた取組を行っております。
昨今、マイナンバーカードを活用した本人確認に加え、オンラインでの資格証明のニーズが高まっていることを鑑み、在学資格証明デジタル化に関する実証を進めています。
有人で対応してきた証明書発行機関及び検証機関の省人化と利用者の利便性向上の両立を実現し、人口減少社会においても人にやさしいデジタル化を実現することを目指しています。

実証の目的と概要

今回、学生の在学資格証明をデジタル化し、学割切符を購入する際の利用者の利便性の向上と、鉄道・大学の窓口業務の省人化につながる取組として、マイナンバーカードを活用した本人確認の社会実装の可能性を検証する実証実験に関する共同発表会・デモンストレーションを行いました。

本実証は、有人で対応してきた証明書発行機関及び検証機関の省人化と利用者の利便性向上の両立を実現し、人口減少社会においても人にやさしいデジタル化を実現することを目的としております。

現状の課題

  • 有人対応は時間や場所などの制約を受ける
    • 窓口の空いている時間に紙の資格証明書を取得する
    • 検証機関にて有人で本人確認し、紙の証明書を受け付ける
    • 検証機関にて証明書の真正性の確認が困難

目指す姿

  • マイナンバーカードを活用することで非対面、機械化で手続を完結できる
    • 利用者はいつでもどこでも申請でき、紙やカードを持ち歩く必要がない
    • 証明書発行機関、検証機関の受付業務の効率化が期待できる
    • 資格証明の不正利用を防止する

検証内容

  1. 利用者(大学生)の利便性向上と証明書発行機関(大学)、検証機関(交通機関)の業務効率化を検証する
  2. 本実証で採用した技術の実効性を検証する
  3. 証明書発行機関、検証機関の横展開の可能性を検証する
  4. 社会実装に向けた課題の整理と解決案を抽出する

デモンストレーションの概要

本デモンストレーションは、以下の流れを検証しました。

  1. 学術機関との連携により、学生であることを確認し、デジタル在学証明書をVC(Verifiable Credentials)として発行する
  2. 西日本旅客鉄道株式会社が運営するサービス上で、1のデモンストレーションで発行したVC(Verifiable Credentials)を用いて学割適用を受け、学生向けチケットを発券し、学生がそのチケットを用いて改札を通過する
(学生が本実証で発券したチケットを使って改札を通る様子を視察)
改札の右側にマイナちゃんのぬいぐるみを持った岸デジタル大臣政務官と西日本旅客鉄道株式会社の奥田本部長が立っており、学生が改札を通過する様子を見ている。

岸デジタル大臣政務官は、共同発表会にて「昨今、マイナンバーカードを活用した本人確認に加え、今回のようなオンラインでの資格証明のニーズが高まっており、今後の利用拡大に向けてユースケースを作っていくことが非常に重要だと認識しております。将来的に複数の大学、証明書発行、交通機関等での本取組の発展、社会実装を目指し、取組を進めてまいります。」と発言しました。

(左から、一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン 富士榮尚寛代表理事、西日本旅客鉄道株式会社 奥田英雄デジタルソリューション本部長、デジタル庁 岸信千世デジタル大臣政務官、国立情報学研究所 佐藤周行教授、国立大学法人大阪大学 鎗水徹教授)
共同発表会に登壇した5名が横並びで立ち、記念撮影している。岸デジタル大臣政務官と西日本旅客鉄道株式会社の奥田本部長はマイナちゃんのぬいぐるみを持っている。

資料

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