マイナンバーカードの健康保険証利用のデモイベントを実施しました
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デジタルの日(10月10日)に、牧島デジタル大臣と後藤厚生労働大臣が、都内の虎の門病院において、10月20日から本格運用が開始される、マイナンバーカードの健康保険証利用のデモンストレーションを実施し、マイナンバーカードを用いて本人確認及び保険資格の確認を行うメリットを体感しました。
イベントの様子
顔認証付きカードリーダーデモ
両大臣が、顔認証付きカードリーダーを操作し、マイナンバーカードを用いた本人確認と保険資格の確認を体験しました。
特定健診情報の連携の確認
両大臣が、病院の診療室で、特定健診情報が電子カルテに連携され、診療に有用な情報として共有されるメリットを確認しました。
後藤厚生労働大臣・牧島デジタル大臣 発言要旨
後藤厚生労働大臣
マイナンバーカードの健康保険証利用を可能とする、いわゆる「オンライン資格確認」については、今月20日から本格運用を開始するという予定となっております。マイナンバーカードを使うと、患者さんの同意の下で、過去の薬剤情報や特定健診結果を医療機関や薬局にお送りすることによって、より良い医療を受けることが可能になるということでございます。
本日、私も、こうしてマイナンバーカードを使ってみましたけれども、非常に手軽な受付ができることを実感いたしております。高齢者も含めて、国民の皆さんにとっても、これは本当に簡単になじんでいただける制度なのではないかという気がいたしております。ぜひ、こうした顔認証付きカードリーダーが設置されている医療機関や薬局に行っていただいて、マイナンバーカードをご利用いただき、その利便性を経験していただければと思っております。
それから、マイナンバーカードの健康保険証利用を進めていくために、それぞれの医療機関や薬局において、早期にシステム普及が行われていくように、関係者に対してより強い働きかけを行って、準備を進めてまいりたいと思っております。今日は皆さんに、こうした新しいマイナンバーカードの健康保険証利用について、ご理解をいただければ幸いです。ありがとうございます。
牧島デジタル大臣
今日、私はマイナンバーカードを自分の名刺入れに入れて、この場所にまいりました。これまで国民の皆さんからは、マイナンバーカードを使う場面はどういうところにあるだろうか、というご質問が多かったと思いますが、いよいよ本格運用が始まります、マイナンバーカードと健康保険証利用の一体化によって、皆さんがマイナンバーカードを持って良かったというメリットを実感することができるのではないかと思っております。
今日は後藤大臣にご同席いただいてまいりましたけれども、田村前大臣、そして平井前大臣、多くの方のご尽力によってここまで道筋をつけていただいたことに感謝申し上げたいと思います。そして、厚生労働省の皆さん、医療関係者の方々、保険者、国保中央会や支払基金、そして地方公共団体の皆さんにもご協力いただいてまいりましたし、これからもさらに普及に向けて力を合わせていかなければならないと思っております。
今、診療室でドクターよりお話を伺ってまいりましたが、既往歴が分かるということで、他の科の治療をしなければならないのかといったことが確認できたり、また、薬剤の情報が分かることによって、手術のタイミングを考える、といった貴重な情報をドクターに届けることができる仕組みにもなります。それは、患者さんを守るということにもなると思います。国民本位の、そして患者さん目線で、デジタル化を進めていく一つのツールとして、このマイナンバーカードを皆さんにお届けできればなと思います。ありがとうございました。