日ベルギー ICT及びデジタル改革分野 第2回専門家会合開催(2023年12月15日)
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2022年12月5日、デジタル庁において、河野大臣とベルギー王国のマチュ・ミシェル連邦政府デジタル化国務長官が会談を行い、ICT及びデジタル改革分野における協力覚書(MoC)に調印しました。また、その際に第1回専門家会合を開催し、ベルギー王国連邦公共サービス庁(FPS BOSA)からデジタル分野の専門家が来日し、DFFT (Data Free Flow with Trust:信頼性のある自由なデータ流通)、ガバメントクラウドサービス、DIW(デジタルIDウォレット)の研究・調査及びeID(電子身分証明書)/mDL(電子運転免許)のPoC (Proof of Concept: 実証実験)、先進技術「Web 3.0」の利活用について、デジタル庁職員との意見交換や実務と技術に関する知見共有を行いました。
その後、両国は引き続きオンライン及び対面での知見共有といった交流を進め、2023年12月15日には、ベルギーのFPS BOSAと日本のデジタル庁との間で第2回目となる専門家会合をオンラインで開催しました。
2023年に実施した交流実績・第2回専門家会合等の概要は以下のとおりです。
1. eID及びeWallet
2023年11月20日、デジタル庁のデジタルID専門職員がベルギーのFPS BOSAを訪問し、現地におけるEUデジタルIDウォレット(DIW)の進捗と取組についての説明を受け、意見交換を行いました。ベルギーにおけるEU DIWの最新情報が提供されたほか、双方の専門家がDIWに関する技術的な課題を共有し、議論しました。
2023年12月15日、第2回専門家会合において、FPS BOSA局長よりEU市民全体にEUデジタルIDウォレット(DIW)を提供するという欧州の意欲的な目標に基づき、現在「my.Gov.be」というプロジェクトに取り組んでいるという説明があり、意見交換を行いました
2. ガバメントクラウド
- 2023年12月15日、第2回専門家会合において、デジタル庁からは「ガバメントクラウド」に関する日本の取組が紹介され、意見交換を行いました。
参考:ガバメントクラウド
3. Inclusion best practice
- 2023年12月15日、第2回専門家会合において、FPS BOSA局長よりデジタルデバイド解消のためのトレーニングツール「Connectoo」に関する紹介があり、意見交換が行われました。
参考:
4. Peppol e-invoice
- 2023年7月4日、両国のPeppol AuthorityであるFPS BOSAとデジタル庁は、Peppol e-invoiceにおけるgood practiceを共有するため、ウェビナーを開催しました。特に、ベルギーの政府調達(B2G取引)における経験は日本にとって良い教訓となりました。
参考:
これらの取組は、「ICT & DTに係る政策、技術及び研究分野における協力及びベストプラクティスの共有」を示すMoCにおける具体的な進展(成果)になります。
なお、両国は2024年に再び会合を開催し、双方のベストプラクティスを継続的に共有し、MoCに基づく更なる連携を進めていく意図を有しています。
連絡先
デジタル庁 国際戦略
担当:小山
電話:070-8706-3620