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フロッピーディスク等記録媒体に関する規制の廃止について

デジタル庁では、関係省庁と連携してアナログ規制を一掃するための取組を進めており、これまでに1,033件のフロッピーディスク等記録媒体に関する規制が撤廃されていたところ、2024年6月28日にフロッピーディスク等の使用を求める規制を全廃することができました。
なお、最後の1件は、自動車リサイクル関係で事業者に対してフロッピーディスクを含む帳簿での記録・保存を求める規制でしたが、今後は電磁的記録での保存が可能なことが明確化されます。
この規制の撤廃が遅れた要因としては、法令の対応が必要であることを認識することが遅れたことと、パブリックコメント等を経て省令改正を行う必要があったためです。

これまで我が国ではアナログ的手法を前提としたアナログ規制が広く社会に浸透しており、なかなかアナログ規制撤廃の動きが高まらなかったところ、2021年11月より開催されたデジタル臨時行政調査会において、経済界から「申請・届出等に関する複数の行政手続について、フロッピーディスク等の記憶媒体に格納しての書類提出を求める規定が残っており、データの授受等に媒体を要さないオンライン手続を可能としてほしい」との要望を受け、その時点で残存するフロッピーディスク等の使用を求める規制の一掃を図ることとしたものです。

一方、アナログ規制は、フロッピーディスク等の使用を求める規制以外にも存在しています。デジタル庁では、目視規制、定期検査・点検規制、実地監査規制、常駐・専任規制、書面掲示規制、対面講習規制、往訪閲覧・縦覧規制といったアナログ規制(アナログ的手法を前提としたルール)を一掃するための取組を行っているところです。こちらについても一刻も早く一掃していきます。

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