平井大臣記者会見(令和3年7月16日)
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平井デジタル改革担当大臣記者会見要旨
(令和3年7月16日(金)11時31分から11時41分まで 於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)
1.発言要旨
今日13時30分より、「2021年デジタルの日」ロゴ発表会を実施します。
今日の発表会の案内は既に皆さんには貼り出し済みだと思いますが、午後の発表会には私も出席して、この記者会見場を使うということになると思うんですが、ロゴ作成者に決定した岩田直樹氏にもご出席いただいて、「2021年デジタルの日」ロゴを発表するほか、岩田さんがロゴに込めた想いを動画で共有してくれると聞いています。
岩田さんの想いは発表会終了後、広く国民の皆さんに知っていただくためにYouTubeでも動画配信する予定で、どなたでも見ていただけるようにするということであります。「2021年デジタルの日」は、9月のデジタル庁創設を記念した「デジタル元年」や新たにデジタルに触れる「デジタルデビュー」をテーマにしておりまして、後ほど説明があると思いますが、デジタルを贈ろうというキャンペーンをやろうということだと思います。
このロゴの決定までの経緯は民間の方々のアイデアで、まずどなたに作ってもらうかという投票をし、その後決定して岩田さんに作っていただいたということでございます。
私から見ても、デジタル庁が目指すべきデジタル社会にぴったりのロゴだなと思っておりますので、ぜひ皆さんに参加していただきたいと思います。
発表会終了後より、「デジタルの日」のウェブサイト上でロゴの利用申請の受付も開始します。デジタルの日の趣旨にご賛同いただいて、関連する取組を実施する企業、団体等に幅広くご活用いただきたいと考えています。発表会にまた是非参加していただけますことをお願いしたいと思います。
私からは以上です。
2.質疑応答
(問)今週の「週刊文春」の報道について何点かお伺いします。
2006年6月に購入した豆蔵ホールディングス株に関して大臣規範違反を指摘した上で、所得等報告書で売却益を申告すると大臣規範を破って株を購入したことが発覚するので、あえて記載しなかったのではないかといった識者コメントを載せていますが、この点に関するご自身の認識をお聞かせください。
(答)15年前のことで、私もあまりはっきりとは覚えておりませんが、2006年の6月に株式を購入したということは、ここの記者会見でお話しをさせていただいたと思います。この点は率直に私の不注意だったなと、その点はお詫びを申し上げたいと、そのように思います。
そして、隠しているということでは全くなく、大臣の資産報告書にもきちんと書いてありますし、ただ、これはMBOで上場廃止ということになるまで換金されるということを、売買も15年間一切しているわけではありませんし、そういうことではないと思います。
(問)所得税の修正申告を行い、納税を済ませたということですけれども、これは納税額というのは幾らぐらいでしょうか。
(答)これは資料を全部公表しますので、また見ていただければと思います。今、正確に分かりませんが、申告しておりますので。
(問)2015年と2018年の資産等報告書の訂正作業も、今やっていると。
(答)はい、1回直してまた直すということがないように細かく、今、相談をしながら、ご指摘を受けながら変えようということです。
(問)では現在進行中というか、修正中ということですね。
(答)ええ、これは間もなく修正する予定です。
(問)今の関連ですけれども、2006年の当時は大臣はやはりITの関係の情報に詳しく触れられるお立場にあったと思うんですけれども、その時に豆蔵の株を買う判断をしたのはなぜなのでしょうか。
(答)前もここでお話をさせていただきましたが、このときも私は皆さんにお配りしたようなベンダーロックインと闘う、特に、NTTグループとものすごくバトルをやっていました。
これはデータ通信役務契約等々で、当選して間もない、怖いもの知らずのところもあったのですけれども、結局国の発注で国に何の権利も残らないということに問題意識を持って、当時、IT戦略の事務局長か何かをしていたんだと思うんですけれども、この問題を相当取り上げている時に一方で、今までとは違うオブジェクト指向というのがあったんです。荻原さんが、今までとは違う開発のやり方をやると、そういう考え方があるんだということもヒアリング等々でまた教えていただき、その意味で当時意気投合をしたということだと思います。そういうことです。
(問)意気投合するのはいいことだとは思うんですけれども、だからといって、大臣規範というものがあるわけですし、株を持つということについては、なぜそういう判断をされたんですか。
(答)株式を買うというようなことは、できて間もない会社であって、別に売買する気で買ったというわけではなくて、荻原さんを応援しようということだったんだと思います。
要するに、普通知り得ない情報を知って買ったのではないかということを聞いておられるんですか。ではないんですよね。
(問)ええ、そうではないです。
(答)そうではないんですよね。
(問)だから、要するに関連する業界の株ということにはなるわけではないですか。それをあえて買うというのは、やはり、一定の判断をされたのだと思うんです。
(答)その他にも株式というのは持っていたと思いますよ。もう15年前のことであまり覚えてないんですけれども、その会社を応援したいなという気持ちだったと思います。ですけれども、結局、これは私の不注意もあるんですが、株式を売るという気がないものですから、ずっと持ち続けている間に分割もされ、14年後に上場廃止になるとは思っていなかったということで、別段おかしな判断であったと思いません。
不注意な点はあったと思います。ただ、15年前のことなので、あんまり今、正直覚えていないことの方が多いです。
(問)他の株は、例えば四国新聞の株なんかは公開されているわけで、豆蔵の株をあえて公開しないというのは。
(答)いや、きちんと大臣として公開しているわけで、あえて公開しない、隠していたというような意図は全くありません。(記載できていなかったのは)そこは不注意だったと思います。
(以上)