法令APIハッカソン
2023年11月10日(金)から11月17日(金)までの日程で法令APIプロトタイプを活用したハッカソン(サービス開発試行イベント)を開催いたしました。受賞作品の詳細および参加いただいた全14チームの作品については、法令APIハッカソン作品紹介をご確認ください。
1. 開催の目的
法令等データの利活用による産業・技術・政策立案の発達等を目的として、法律や政省令等のデータを提供する「法令API」の高度化に取り組んでいます。その一環で、法令APIを用いたサービス開発等の促進のため、法令APIプロトタイプを活用したハッカソン(サービス開発試行イベント)を開催しました。
2. 開催の概要
法令APIハッカソンは2023年11月10日(金)から11月17日(金)の期間に開催し、14チームから56人が参加しました。11月10日(金)及び16日(木)のイベントはハイブリッド開催、最終日17日(金)の発表・表彰式は各チーム代表者が会場に集いました。
審査員
※五十音順、敬称略
- 増島 雅和 弁護士、森・濱田松本法律事務所(デジタル関係制度改革検討会構成員)
- 八木田 樹 (株)Legalscape 代表取締役・最高経営責任者(デジタル法制ワーキンググループ構成員)
- 米田 憲市 鹿児島大学司法政策教育研究センター 教授(デジタル法制ワーキンググループ構成員)
3. 受賞作品概要
作品について
- 受賞したアイデアについては、デジタル庁、審査員のいずれも、性能、品質等の保証を行うものではありません。
- 本事業を通じて完成したサービスについて、デジタル庁が公式サービスとして公認、公開、頒布などを実施するものではありません。
- 作品の詳細や審査員、参加者のコメント等は法令APIハッカソン作品紹介をご確認ください。
法令の普及・研究促進賞
AUTHBLUE
- 作品名
Themis - 作品紹介
- 法令に関する相談を行う一般ユーザや高度な検索を行う法令専門家のチャットによる質問に回答する作品。
- 法令の検索や取得に法令APIプロトタイプを活用し、生成AIを活用してユーザの質問をもとに検索すべき法令やキーワードを判断し回答を作成。
- 英語での質問や音声での読み上げに対応。法令本文や判例へのリンクも提供。
ビジネス・法務賞
pyてょん3.0
- 作品名
LegalLink Insight - 作品紹介
- 法令の参照先の条文を頻繁に閲覧する法令関係の実務家のために、e-Gov法令検索の画面に参照先条文のポップアップ表示機能を追加する作品。
- 既存のUIや検索機能を活かせるよう、独立したサイトを構築するのではなくブラウザ拡張機能として開発。
- 参照している法令名などの情報から法令本文を取得するために法令APIプロトタイプを活用。
技術利活用賞
bSJ
- 作品名
法令APIを活用した建築確認申請の自動審査システム - 作品紹介
- 建築物の設計が建築基準法に適合しているかの審査を、法令の条文の段階から自動化するため、生成AIを用いて法令の条文から審査プログラムを生成し、自動審査に用いる作品。
- 法令の条文から審査プログラムを生成するAIは、建築関係法規に対する性能向上を行うためにファインチューニングを実施。
- 建築物の3D構造や素材などを表現するBIMモデルや可視化のためのUIを組み合わせて作成。
作品の詳細や審査員、参加者のコメント等は法令APIハッカソン作品紹介をご確認ください。
4. イベントの詳細
ハッカソンへの参加が決定したチームの方に向けて、イベントを開催しました。
開会式・ワークショップ
開催日時:11月10日(金)13時から18時まで
参加形式等:会場参加推奨(オンライン参加も可能)
- 開会式(開会の挨拶・目的の説明・APIの説明)
- アイデアソン(どのような利活用方法があるかをチームごとにアイデア出し、意見交換・開発前の質疑応答)
- ワークショップ(APIの技術サポートなど)
グループワーク・開発
開催日時:11月16日(木)13時から18時まで
参加形式等:会場参加推奨(オンライン参加も可能)
- グループワーク・開発(各チームで開発の続きを行っていただきます)
- アイスブレイク・セッション
各チーム発表・表彰式・閉会式
開催日時:11月17日(金)12時から16時まで
参加形式等:各チーム1名の会場参加必要(その他参加者はオンライン参加も可能)
- 発表のリハーサル
- 各チームの発表・デモンストレーション
- 表彰式・閉会式