河野大臣記者会見(令和4年12月9日)
(令和4年12月9日(金)8時39分から8時43分まで 於:参・本会議場中庭側)
1.発言要旨
手続きのデジタル化が進んだ案件をご紹介したいと思います。
株式の配当金の受取には、証券口座に自動的に振り込みが行われる「株式数比例配分方式」と、株主が金融機関の窓口で受け取る「配当金領収証方式」がありますが、この「配当金領収証方式」は、これまで領収証に認印を押してくださいということになっておりました。
本人確認に何ら資するものがないうえ、手間がかかるだけですので、金融庁から関係業界に対して、この見直しを依頼いたしましたところ、サインでも良いということで、11月30日付けで、業界団体内で事務規程の改正をいただきました。
周知期間があるということで、来年5月1日から施行されますが、5月・6月が一番支払としてはピークになるので、それには間に合うだろうと思います。
また、金融庁、関係業界では、この配当金受取りの手続きのデジタル化を進めるために、自動的に口座に振り込みができる「株式数比例配分方式」への移行を推奨されております。株主の皆様におかれては、「配当金領収証方式」から「株式数比例配分方式」に移行していただくと、サインすら必要のないペーパーレス、デジタル完結が可能になりますので、是非移行していただきたいと思います。
業界、金融機関各行、金融庁の対応に感謝を申し上げたいと思います。今後もデジタル化が進められるような対応をしっかりやってまいりたいと思います。
2.質疑応答
(問)新法の関係で質問させてください。先日の国会答弁で、施行後何らかの検討会をやりたいとおっしゃっていました。構想の段階でも結構なんですけれども、どんな形でどんな内容をご検討でしょうか。
(答)まだ考えているところでございますので、法が成立しましたら、色々ご報告を申し上げたいと思います。
(問)考えているところ、開始目途としては、来年の春早々とか。
(答)そうしたことも含めご報告いたします。
(問)今国会で新法が成立する公算となっていますが、今国会で成立するとなったスピード感への評価と、ここまで議論は充分に尽くされたというふうに思っているか、教えてください。
(答)まだ参議院での議論が続いておりますので、成立に向けてしっかり頑張っていきたいと思います。
(問)今の質問に関連してお伺いします。昨日、与野党が出した修正案については、衆議院で実質的に質疑がないまま可決したという形になったのかなと思います。確かに早めの成立ということもあるとは思うんですけれども、国会軽視という見方もあるのではないかと思います。国会議員として、いかがでしょうか。
(答)与野党でしっかり協議されているものと思います。
(問)そこで充分、議論は尽くされている。
(答)議論されていると思います。
(以上)