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河野大臣記者会見(令和5年9月29日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和5年9月29日(火)11時30分から11時41分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

マイナンバーカードの利活用の促進についてお知らせします。

マイナンバーカードを健康保険証としてご利用いただいておりますが、それに加えて医療費助成の受給者証あるいは予防接種の接種券などとしても利用できるようになっていきます。

今後の全国展開に先駆けて、今年度から先行して取組をスタートしていただく16の自治体と87の医療機関を採択いたしました。医療費助成の中には難病ですとか障害といった法律に基づいて実施される公費負担医療制度、それからこどもやひとり親向けなど地方自治体が条例に基づいて実施する地方単独事業がありますが、マイナンバーカードをこうした医療費助成のいずれの事業においても受給者証として利用できるようにしてまいります。それに加えて予防接種や妊婦健診・乳幼児健診についても、マイナンバーカードを接種券や受診券として利用できるようにしてまいります。またスマホで事前に予診票や問診票を入力していただくことにより、紙で持参して提出しなくても済むようにいたします。また接種勧奨、受診勧奨をマイナポータルのお知らせ機能を活用してプッシュ型でお伝えしていけるようにしていきます。

この取組は、国民の皆様にマイナンバーカードのメリットを実感いただけるものだと思います。デジタル庁としても、更に取組を加速させるための検討を行っております。今回の先行実施する自治体以外の自治体におかれても、積極的にご協力いただきたいと思います。

マイナポイントについてお知らせいたします。

マイナポイントの申込期限は明日になります。ポイント申込手続の支援をしていただいている自治体職員をはじめ、関係者の皆様に改めて感謝を申し上げます。

申込最終日の明日は、ポイント申込サイトが混雑することが予想されます。また、PayPay、au PAYなどは本日で申込みを締め切ることになります。まだお申込みされていない方は、できるだけ本日中にお申込みいただきたいと思います。

なお、マイナポイントの締切りに乗じた詐欺にご注意いただきたいと思います。マイナポイントの事業特設サイトあるいは総務省やデジタル庁のホームページでも注意を呼びかけております。申込みに当たってマイナポイント事務局からショートメッセージなどでご連絡することはありません。個人情報の記入その他もありません。不審に思った場合は、警察やマイナンバー総合フリーダイヤル「0120-95-0178」へご相談いただきたいと思います。

2. 質疑応答

(問)冒頭のマイナカードの医療費助成の関係ですけれども、16自治体と87医療機関の一覧を提供いただけませんでしょうか。

(答)広報からお知らせいたします。

(問)今回、実証事業のような形だと思うのですけれども、こちらは医療費助成の受給者証以外にも先ほどもありました予防接種や乳幼児健診の部分もマイナカードと一本化するような事業になるのでしょうか。

(答)16自治体の中で医療費助成の受給者証としてマイナンバーカードを活用していく自治体もあれば、予防接種あるいは健診のところを受診券・接種券として利用できるようにする自治体など、自治体によって取組方が様々ですので、後ほどお知らせできるようにしたいと思います。また、病院の診察券としてもマイナンバーカードを利用することができるようになりますので、そうしたことについてもデジタル庁として今後支援していきたいと思っております。

(問)公金受取口座の件ですけれども、まだ修正されていない方についての登録の抹消を検討されているというご発言が、今月上旬にあったかと思うのですが、その後の検討状況と登録抹消について決めたかどうか、残りの修正がどれくらい今まだ残っているかということについて教えてください。

(答)まず9月末までにお願いしているところでございますので、残りは今日・明日ですが、状況を見て今後決めていきたいと思います。お知らせできることがあれば速やかにご報告したいと思います。

(問)冒頭のご発言に関連して、いつから16の自治体で使えるようになるのかということと、今後その全国展開はいつ頃ぐらいを目途とされているのか、その辺の詳細を伺えるとありがたいです。

(答)16自治体につきましては、今年度から先行実施ということになろうかと思います。具体的な日付は、今後の状況の中で決まり次第お知らせをしていきたいと思っています。この16自治体に先行でやっていただきますが、手を挙げてくれる自治体をしっかりサポートしていきたいと思っています。

(問)16自治体以外のところっていうのは全国でという意味ですけれども、例えば来年度以降とか、できるだけ早くとか、その辺りどのようなスケジュール感でしょうか。

(答)まず今回の16の自治体をデジタル庁としてサポートしながら、それをどういう形で横展開できるのかというのは詰めていきたいと思います。

(問)マイナポイントについてお伺いします。終了を迎えることで大臣はこれまでも申請の呼びかけをされていましたが、改めてこのマイナポイントの付与がマイナカードの普及に一定の効果があったかどうか、お考え、受け止めをお伺いします。

(答)はい、あったと思います。
(以上)