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河野大臣記者会見(令和5年10月31日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和5年10月31日(火)8時30分から8時40分まで 於:参・本会議場中庭側)

1. 発言要旨

来週11月6日(月)に、規制改革推進会議の地域産業活性化ワーキンググループの第1回目を開催いたします。

テーマは地域の交通で、課題発掘対話でも議論していただきましたけれども、地域の交通の足の実情、それから安全性を確保しながらの対策の具体的な検討をやっていきたいと思っております。地方の首長さんからご意見を伺う、それからライドシェアの事業者から海外の実情についてご報告いただいて論点を具体化していきたいと思っております。スピード感を持って取り組んでいきたいと思います。

国家公務員制度担当大臣として、明日から「テレワーク月間」が始まりますので、国家公務員もしっかりテレワークをやっていただきたい。先ほど閣僚懇談会でも呼びかけをいたしましたが、積極的なテレワークをお願いしたいと思います。

国家公務員にとりましても、柔軟な働き方、優秀な人材の確保、そうした意味で非常に有効な働き方だと思っております。コロナ禍で国家公務員のテレワークも浸透したところがありますが、コロナ禍が終わって元に戻らないように、テレワークに適したマネジメントであったり、あるいは業務の見直しといったことを各府省でやっていただきたいと思っております。

デジタル大臣として、個人情報保護委員会について、公金受取口座の誤登録の件で報告を求められておりましたので、本日中に個人情報保護に関する対応状況を報告する予定になっております。

具体的には、9月20日付で個人情報保護の更なる取組の強化というのを出しましたが、そこに記載しているとおり、個人情報保護に関する人員の充実・強化、あるいは情報の共有を徹底するための報告経路の明確化、職員の意識向上を図るための研修などの充実といった内容を含むものになる予定です。

デジタルを活用した地域づくりに関して、土曜日、東大阪市と兵庫県養父市に参ります。

東大阪では空飛ぶ車の視察をしたいと思っております。また、養父市では、自家用有償旅客運送事業の「やぶくる」、それから無線による遠隔草刈といったスマート農業、こうしたものを見てまいりたいと思います。地域の交通に関する取組、デジタルを活用した地域づくりについて、関係の皆様からお話をお伺いしていきたいと思っております。

2. 質疑応答

(問)国家公務員制度について、河野大臣はこれまで何度も国家公務員制度を担当されていると思いますが、この間、官僚というか国民側の意識の変化みたいなものを何か変わってきたかなというような実感がありますでしょうか。

(答)霞が関の危機的な状況というのは広く共有されるようになってきたかなと思います。

(問)来年の総裁選についてなのですけれども、先日、茂木幹事長が月刊誌のインタビューで総裁選の出馬に否定的な考えを示されたのですけれども、岸田内閣の閣僚の一人である河野大臣としては、来年の総裁選についてどのようにお考えでしょうか。

(答)鬼が笑うと思います。

(問)規制改革のワーキングですが、11月6日にスタートして、そこで何回か議論して、その上のデジタル行財政改革会議に報告する、そういった流れになるのでしょうか。

(答)まずいろいろなところでしっかり議論したいと思います。中身を詰めてからまず総理にご報告をしたい。いろいろやっていきたいと思います。

(問)先週金曜日の予算委員会で小泉進次郎議員が、国会改革の必要性を訴えました。立憲の泉健太代表も「国会改革が必要だ」とおっしゃっていますが、改めて今国会で、どのような改革が必要だとお考えですか。また野党を巻き込む必要性についてはどうお考えでしょうか。

(答)国会の運営ですから、国会でお決めいただかなければなりませんし、当然国会の運営ですから、与野党でお決めいただくことになると思いますが、霞が関の働き方改革の中で国会対応業務というのは非常に重要なことでございますので、積極的に与野党で取り組んでいただきたいと思っております。

(問)働き方、国会改革でいうと、今の話はどちらかというと霞が関の話だったと思うのですけれども、基本的質疑で全閣僚が出席する中で、一度も答弁に立たない大臣もいると確認できたのですけれども、そこについては時間の使い方も、特に外務大臣だったりすると国際情勢がいろいろ動いている中で使える時間というのは限られていると思うので、そういう意味での全閣僚出席、そして質問が当てられないこういう国会の現状についてはいかがでしょう。

(答)そういう現状について、マスコミの皆様にしっかり報道していただきたいと思います。

(問)個人情報保護委員会への報告についてですが、今伺いした項目、これまでに以前公表されたものと、そこまで違いがわかりづらかったのですが、何か追加で報告したような項目事項などありますでしょうか。

(答)委員会の審議が終われば公表いたしますので、ご覧いただきたいと思います。

(問)規制改革ですが、先程、海外の事業者さんからの聞き取りということがありましたが、どちらの事業者さんになりますでしょうか。

(答)内容を詰めた上で報告いたします。

(問)ライドシェアを導入すると仮にした場合にどういったやり方でやったほうがいいのかというのを岸田総理からも「日本らしいやり方」みたいなことのご発言があったかと思うのですけれども、海外の事業者さんからも聞き取りをしながら、日本らしいやり方というのを考えていくというような方向性があるでしょうか。

(答)これからしっかり議論してまいりたいと思います。

(問)個人情報保護委員会の関係なのですけれども、マイナの総点検が進む中、国民の信頼回復に向けて、どのように進めるのかお考えをお聞かせください。

(答)総点検の中身については都度ご報告しているとおりです。

(問)交通不足に関して、昨日の委員会の中でも、首長からも意見交換を聞いているとおっしゃっていましたけれども、地域性とかいろいろ県によって違うとは思うのですが、どのような意見というのが寄せられていますでしょうか。

(答)やはり地域によって、なかなか交通の足がない、公共交通機関が役割を果たせていないところがあるというところ、また都市圏の中でも時間帯であったり様々な条件の中でやはり移動が困難になる場合があるというような話を聞いております。

(問)これは解決策としては、それぞれの地域に合ったものを選んでいくということですか。例えばライドシェアなのか、タクシーの規制緩和とかというのは、組み合わせてやっていくのでしょうか。

(答)これまでも申し上げているとおり、「自動運転」「タクシーの規制緩和」「ライドシェア」こうしたものを組み合わせていきたいと思います。

(問)昨日ですけれども生成AIに関して、G7の首脳声明が出されました。アメリカの方でも大統領令が出るなど、生成AIについて何か一定の動きがありましたけれども、それについて大臣がご覧になった感想を一言教えていただけませんでしょうか。

(答)この件については総務大臣にお尋ねいただきたいと思います。
(以上)