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河野大臣記者会見(令和5年11月10日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和5年11月10日(金)8時35分から8時41分まで 於:参・本会議場中庭側)

1. 発言要旨

11月13日(月)、規制改革推進会議の地域産業活性化ワーキンググループの第2回を開催いたします。
地域交通の現状と課題につきまして、前回同様のヒアリングを、今回は都市部あるいは観光地の現状について、移動の足それからそれ以外の課題も含めやってまいりたいと思います。

2. 質疑応答

(問)マイナンバーについてお伺いします。昨日官邸で総点検本部があり新たに紐付け誤りがトータルで284件ありまして、件数についてどのように受けとめていらっしゃるのかという点と、新たな点検ツールの導入等が成果を発揮しているのかと承知しています。これまでの点検の進捗や手法についての評価を改めてお願いします。

(答)デジタル庁でこれまでわからなかった、例えば、公金受取口座の誤登録について、新たなツールで220数件判明いたしました。総点検自体はもう7つぐらいの事業で既に終わっておりますので、11月末に向けて順調に総点検は進んでいると思います。

(問)新たにわかった数の規模感は受け止めとしてはいかがでしょうか。

(答)1億2,000万分のいくつということですから、極めて少ないと思いますし、これはログアウト忘れの改善をする前のものが出てきているわけですので、総点検をそのためにやっているわけですから、よかったと思います。

(問)公金受取口座に関してお伺いしたいのですけれども、昨日他人に閲覧された件数が215件あったという発表がありました。他人に閲覧された事例があるということを大臣に報告があがったのがいつごろだったのか。マイナ保険証なら薬剤情報の閲覧ということで、当初から発表していたと思うのですが、他人に閲覧された事例があるということをこのタイミングまで公表しなかったことについて適切だとお考えでしょうか。

(答)閲覧されたものも誤登録の内数ですから、公金受取口座については、誤登録の修正をお願いしていたわけで、今回、明らかに誤りというものについては削除という対応を近々とることになろうかと思いますが、それについて中身がどうだったかというのはなるべく詳しくは出してきましたけれども、特に問題はないと思います。

(問)自治体システムの標準化について伺います。昨日大臣は全国市議会議長会の会議で、自治体システム標準化に関して移行費用は国が全部持つといった趣旨の発言をされました。現状7,000億円程度の補助金が確保されていると認識しているのですけれども、この額で全部持つというところが可能なのか、積み増すとしたらどの時期でかつどれくらい必要なのか、その辺り財務省とか総務省とやりとりされていますでしょうか。

(答)これは総務大臣から移行経費については責任を持つということを言われております。詳細は総務大臣にお聞きいただきたいと思います。

(問)生成AIを使った岸田総理のフェイク動画というのが作られたりしています。この件についての受け止めと、ある種のデジタル化の中で出てきた新たな問題だと思うので、ここに対する対策というか、何か政府として持っている課題感みたいなのがあれば教えてください。

(答)極めて問題が大きいと思っております。政府としてもこういう問題にどう取り組むのかしっかり検討していかなければいけないと思います。

以上