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河野大臣記者会見(令和6年4月5日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和6年4月5日(金)9時44分から9時55分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

公金受取口座についてお知らせいたします。
これまで誤登録の可能性が高い方々について、口座情報が訂正されたものを除いて、順次抹消してきております。
誤登録ではなく、あえて家族などのご本人以外の口座を登録したと思われる方々についても、昨年末に郵送で通知を行うなどして、登録口座をご本人の口座に変更するようにお願いしてまいりました。今日時点でまだ変更されていない方々については、登録口座を、給付を行う行政機関に情報提供できないようにするための措置を講じます。また、変更がなければ、7月以降、情報を抹消する可能性がございます。今日(4月5日)から順次、再度郵送でこの2点についてお知らせして、改めて登録口座をご本人の口座に変更するようにお願いしていきたいと思っております。
口座がご本人のものかどうかを判別する際に、デジタル庁で開発している漢字氏名と読み仮名の対応を推定するシステムを使っておりますので、実はご本人口座名義の口座であるにもかかわらず、家族口座と判断されてお知らせを受け取る場合がございます。外国人の氏名であったり、読み方の難しい氏名の場合にそういうことが起き得ると思います。そうした方については、お手数をかけて大変申し訳ございませんが、お知らせに記載してある電話番号にご連絡をお願いしたいと思います。ご連絡いただければ、適切な処理をいたします。
デジタル庁としてこの公金受取口座が、国民の皆様と行政機関のそれぞれにとって使いやすいものとなるよう、引き続き、取組を進めていきたいと思います。

本日、「国・地方デジタル共通基盤の整備・運用に向けた検討体制構築準備会合」を16時から開催いたします。
国と地方を通じたデジタル共通基盤の整備・運用に向けた基本方針を取りまとめ、今後必要な検討体制を構築・準備するための準備会合を新たに開催する。その1回目の会議を今日16時から開催することになります。
2月22日の第4回デジタル行財政改革会議において、岸田総理から、地方3団体を含め、地方の現場の声を丁寧に聞き、6月までに、デジタル共通基盤の整備運用に向けた基本方針を取りまとめるようご指示がありましたので、それを踏まえて開催いたします。
今日の準備会合は、地方3団体からご推薦いただいた、山口県の村岡知事、愛知県一宮市の中野市長、秋田県美郷町の松田町長のお話をしっかり伺って、検討すべき論点を整理していきたいと思います。
詳細は、内閣官房デジタル行財政改革会議事務局にお問合せいただきたいと思います。

2. 質疑応答

(問)家族口座についてお伺いさせてください。もともと約14万件ということでしたが、今、登録の解消といいますか、正しいものに登録し直すというのは何件ぐらい進んでいますでしょうか。

(答)12月末の郵送通知のときには13万8千件ありましたが、そこから1万3千件、約1割減少して12万5千件です。ただ、昨年末は、家族口座の方だけでなくご本人にも送付している分というのがあります。それを含めた数字ではなく、それは別だそうです。13万8千件から12万5千件に減少しています。

(問)自民党の処分についてお伺いさせてください。自民党の党紀委員会は昨日、39人に処分を下しました。処分の内容の妥当性について、大臣はどうお考えかというのをお伺いしたいのと、また、今後政治資金規正法の見直しも議論がもう既に始まっていますが、大臣は具体的にどの点を改正すべきだとお考えでしょうか。

(答)処分の内容については、党でいろいろ議論されてのことだと思いますが、こうしたことがありましたので、これをきっかけとして、改めて国民の皆様からの信頼の回復につながるよう、自民党所属の議員としてしっかり活動してまいりたいと思います。また「政治とカネ」に関しては処分で終わりではないと思います。政治資金の更なる透明化に向けて法改正等が行われれば、政治資金報告書のデジタル化など、デジタル庁としてできることをしっかりやってまいりたいと思います。現時点では、この政治資金に関する法律は議員立法ということで、デジタル化をする権限が政府側にないというのが総務省の見解ですので、議員立法で改正していただければ、デジタル庁として、デジタル化・透明化しっかりやってまいりたいと思います。

(問)大臣は以前から、今回の安倍派の裏金事件に関連して、けじめが必要だとおっしゃっていたと思います。この処分を受けて、それぞれの議員の処分がありましたけれども、けじめはつけられたとお考えかということと、国民の納得感についてはどのようにお感じかお聞かせください。

(答)処分については、党紀委員会まで諮られて決めたことでございますので、私から何か申し上げることは差し控えたいと思いますが、この「政治とカネ」に関して、やはり政治資金、更にこれから透明化していく必要があると思いますので、そこに関しては、これで終わりということではないだろうと思います。

(問)今回の処分は、39人の中に岸田総理が含まれてないということで、党の中から、そして野党からも批判が上がっています。岸田総理が処分に含まれていないことに関して、大臣はどのように受けとめられているでしょうか。

(答)この処分については、党紀委員会まで諮って決めたことでございますので、私から何か申し上げることはございません。

(以上)