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河野大臣記者会見(令和6年5月14日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和6年5月14日(火)10時06分から10時14分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

明日(15日)、規制改革推進会議の地域産業活性化WGを開催いたします。規制改革推進室のYouTubeチャンネルで配信いたします。国会等の情勢が許せば私も出席したいと思います。
明日のWGは、ライドシェアの事業者団体から、ゴールデンウィーク期間中の観光地における移動の足の不足についてアンケート結果をご紹介いただくとともに、自家用車活用事業についての所見を伺うことにしております。その上で、先月22日のデジタル行財政改革会議で、岸田総理から、タクシー事業者以外の者が行うライドシェア事業に関する法制度について、6月に向けた議論において論点整理を行い、5月中に規制改革推進会議で報告するように指示があったことを踏まえ、論点整理の議論を行うことにしています。今月中に報告できるように詰めの議論を加速していきたいと思います。

マイナンバーカードの偽造カードがあったということで、一つにショップなどの現場のオペレーションがしっかりしていれば防げたものだと思いますが、オペレーションをしっかり対応いただくということと同時に、ICチップの読み取りによる厳格な本人確認を推進するため、カード読み取りアプリの開発の必要性について検討を行っております。
今現在、パソコンにtype-Bのカードリーダーをつないで、照合番号を入れていただくとICチップの中身を確認することができる、そういうソフトはJ-LISで無償で配布しているところですので、積極的にこれを使っていただきたいと思います。また、携帯ショップのような携帯電話がたくさんあるところは、携帯でそれができるものがあればより便利という話がありますので、そのような携帯で照合番号を入れてICチップの中身が確認できるようなアプリの開発の必要性をしっかり検討していきたいと思います。スピード感を持って進めていきたいと思います。

2. 質疑応答

(問)偽造カードの読み取りにおけるICチップの確認について、携帯向けのアプリという話がありましたが、目途はありますでしょうか。また、機器の導入について、先日総務省の方にお伺いしたところ、基本的に予算を含めその辺りが難しいということで、予算感やその辺りの義務化のようなことは考えられていますでしょうか。

(答)デジタル庁としては、ICチップを読み取っていただくと、本人確認が厳格にできますので、type-Bのカードリーダーは1台5,000円程度でパソコンに接続できるものが購入できると思いますので、そんなに難しい話ではないのだろうと思います。そういう意味で、できるところはしっかりやっていただきたいと思います。それから、スマホで照合番号でICチップの中身を確認できるものは、デジタル庁で内製することも検討しているところです。タイミングについては、決まり次第お知らせをしたいと思います。

(問)ICカードについて、義務化等のお考えはいかがでしょうか。

(答)ICチップを読み込んでもらえれば厳格に本人確認ができますので、デジタル庁としては進めていきたいと思っております。先程も申し上げましたように、type-Bのカードリーダーは5,000円ぐらいと聞いておりますので、それを設置してJ-LISの無償アプリを使っていただければ照合番号で確認ができますので、デジタル庁としては使っていただきたいと思っています。総務省を始め、関係省庁としっかり話していきたいと思います。

(以上)