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河野大臣記者会見(令和6年9月24日)

河野デジタル大臣記者会見要旨

(令和6年9月24日(火)10時25分から10時35分まで 於:オンライン)

1. 発言要旨

デジタル認証アプリについてお知らせしたいと思います。
デジタル認証アプリは、行政機関や民間事業者が、マイナンバーカードによる本人確認を安全かつ簡単に行うためのアプリとして、今年6月にリリースいたしました。
リリースから3か月が経過して、200サービス以上の方々から問合せをいただき、利用申込に至ったサービスが50を超えております。広く利用の検討をいただいていることに、改めて感謝申し上げたいと思います。
利用申込をいただいているサービスとして、行政サービスとして、自治体の施設予約、地域通貨、図書館での図書の貸出管理、民間サービスとして、クラウドファンディング、個人間取引プラットフォーム、医療情報閲覧アプリ、行政・民間の双方に共通のサービスとして、本人確認システム、クラウドサーバーの提供など、様々なサービスがあります。
また、ほぼ全てのサービスが利用者証明用電子証明書の利用を希望しており、当初想定していたアプリの役割を果たすことができると思っております。
デジタル認証アプリについて、引き続き、分かりやすい情報発信を行って、多くの事業者の方にご利用いただくことで、デジタル化による安全・便利な社会を推し進めてまいりたいと思います。

2. 質疑応答

(問)マイナ保険証の対応について、前回の会見で、マイナポータルにログインして被保険者情報を医療機関に見せれば大丈夫とのことでしたが、マイナンバーカードそのもののトラブル、例えばICチップが破損している、電子証明書の有効期限が切れているなどの場合には、マイナポータルにログインすること自体が困難となります。また、患者がご高齢の方が多く、マイナンバーカードの暗証番号を失念している方が多くいるのが現状で、そうした方にとっては、ログインしてマイナポータルでの閲覧という対応は不向きではないかと考えております。また、オンライン資格確認のシステムを利用して資格情報が無効というトラブルも多いのですが、この場合は、マイナポータルを閲覧しても、資格情報が無効と表示されますので、資格確認が非常に困難となります。そういったこともあり、健康保険証を提示する方が、最も簡便で有効であると現時点では考えていますので、ご見解を改めてお伺いしたい。

(答)同じことをこの場で何度も申し上げておりますが、何らかの事情でマイナ保険証を確認できなかった場合であっても、従来の保険証がなくても、保険診療が受けられるように対応済みでございます。何度も申し上げておりますが、マイナポータルの画面やマイナポータルからダウンロードしたPDFファイルで対応することができます。マイナポータルからPDFファイルをダウンロードしておいていただければ、その場でマイナポータルにログインする必要はありません。また、そうしたことが確認できない場合でも、再診の場合は、過去の受診時の資格情報の確認、初診の場合は、資格申立書に記載いただくことにより保険診療を受けることができます。これは、資格情報が無効と表示される場合も同じでございます。また、暗証番号の失念のお話がありましたが、顔認証を行う際には、そもそも暗証番号は不要です。顔認証がトラブルでうまくいかない場合でも、医療機関の職員が目視で確認を行うことで、代替可能な手当てもしております。また、電子証明書の有効期限は、有効期限切れの3か月前からカードリーダーの画面上で更新のアラートが出るほか、12月からは、有効期限切れも3か月はカードリーダーで資格確認が行えるようにする予定にしております。高齢者の方々は、複数の医療機関を受診されている方も多く、医療情報の共有あるいは薬剤情報をしっかり確認するという、マイナ保険証による医療DXのメリットを最大限受けることができることも高齢者の方々だと思っておりますし、高額療養費の上限に達しているかどうか窓口で分かるということは、窓口負担がなくなりますので大きなメリットだと思います。何回もお伝えしているように、保険診療に支障が起きないように、様々な対応策も講じてきておりますので、まずこうした取組をしっかりと周知いただいて、国民の皆様と医療機関の双方がマイナ保険証を円滑に使っていけるように、多くの皆様にご協力をお願いしたいと思います。

(問)昨日の立憲民主党の代表選で、新代表に野田佳彦元総理が就任されました。このことへの受け止めと、野田新代表が、分厚い中間層の復活をすることで保守層を取り込むということで、この2点の受け止めを教えてください。

(答)昨日、野田さんが代表になられたことをお祝い申し上げたいと思います。自由民主党の総裁もこの金曜日に決まりますので、しっかりとした論戦が国会で行えるようにしたいと思います。

(以上)