平大臣記者会見(令和6年11月1日)
平デジタル大臣記者会見要旨
(令和6年11月1日(金)10時45分から10時53分まで 於:オンライン)
1. 発言要旨
本日、行政改革推進会議において、令和6年度の秋のレビューを11月14日(木)、15日(金)に実施することとし、あわせて対象テーマを決定いたしました。テーマは配付資料のとおりでございます。都合の許す限り、両日とも、私も参加する予定であります。
秋のレビューでは、本年9月に各府省庁が公表した行政事業レビューシート等の内容も踏まえ、EBPMを着実に推進する観点からの議論を行う予定でございます。
具体的には、行政事業レビューシートの内容を踏まえ、EBPMを推進し、より効果的で効率的な事業としていくための議論、基金については、成果指標の改善や、管理体制の検証といった観点からの議論、この他に、EBPMの推進を担う人材の育成のあり方についての議論を行う予定になっております。
前例にとらわれることなく議論を行い、議論の結果を新たな時代環境に照らして必要な見直しに繋げていきたいと考えております。
当日は、インターネットでの生中継もあるので、国民の皆様には是非ご覧いただきたいと思います。
2. 質疑応答
(問)秋のレビューについて、今回全部で9つの事業があると思いますが、今回選ばれた選定の主な基準と、今回人材育成のあり方についてという項目が新たに設けられたかと思いますが、この狙いについて教えていただけますでしょうか。
(答)まず、行政改革推進会議においてテーマを選定させていただいたところでございます。また、EBPMの推進を担う人材のあり方ということで、元々私が自民党の行政改革本部で、私と小倉さんが最初に始めて、これを行政事業レビュー、昔自民党でいうと無駄撲滅チームというのがあり、このチームで初めて国政にこの行政事業レビューの手法を持ち込みました。当初は、EBPMという発想が本当に弱かったのですが、今こういったEBPMが当たり前になってきて行政事業レビューの中でも反映されているわけですが、そういう感覚をしっかりもって、予算や政策を執行できる、そういった人材が必要だろうということで、今回その育成のあり方についてまた改めて議論をして、そういったマインドを持った国家公務員の人を増やしていくと、しっかり教育の仕組みをつくっていくということで、テーマとして入れさせていただきました。
(問)先程ご指摘があったように、ご自身も党の方で河野さん本部長の下で行革の代理を務められたこともあると思いますが、この数年の行革の取組、政府の取組の進捗など、今回行革担当大臣になられたということで、この辺の進捗やまだ残っている課題についてはどのような問題意識をお持ちでしょうか。
(答)まずはレビューシートというものを、これは民主党政権ですけども、政府に導入をした。そして、これを政府の中でも続けるのかどうかという議論も実はあったのですが、私はこれを続けるべきだという当時の党におりましたが、そのような話をさせていただき、レビューシートが蓄積されてきたことと、レビューシートの書き方自体もだいぶ進化してきたと認識しています。今後は、正にEBPMの観点などをマインドとして皆さんに持っていただくということと、今後の展開としては、例えば良質な行政事業レビューシートのデータの蓄積がありますので、例えばですが、生成AIなどにそれを読み込ませて、どこが問題かなど指摘させるような取組ができると思っています。だいぶ良質なデータが蓄積されてきたので、これからまたいろいろな展開が見込まれるのではないかと、個人的にはそういう印象を持っています。
(以上)