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平大臣記者会見(令和6年12月17日)

平デジタル大臣記者会見要旨

(令和6年12月17日(金)8時27分から8時33分まで 於:参議院 本会議場中庭側)

1. 発言要旨

冒頭発言なし

2. 質疑応答

(問)平将明公式サイトでTOPPANデジタルの電子透かし付与機能を活用し、デジタルコンテンツの真正性を証明する実証を開始した件についてお伺いしたい。

(答)デジタル大臣就任前に、国会議員として、いわゆるSNSで選挙の中でフェイクニュースが使われるのではないかという懸念がここ数年あった中で、生成AIなども出てまいりまして、これを世界的に対応しようという動きもあり、AIの世界的な会議でも電子透かしを入れることによって、本物である証明、改ざんされていないことの証明をするという議論がなされている中で、TOPPANから、こういう技術がありますので是非一緒にやりましょうとお声がけいただきました。衆議院選挙もあり、とりあえず私のウェブサイトから電子透かしを入れてみようと。それが、どのように流通して、どのように電子透かしが機能するかという実証実験を今やっているということであります。まだTOPPANからその報告はいただいていないので、おそらくTOPPANでリリースをされていると思いますが、いろいろな課題も見つかったと聞いていますので、またお話を伺ってどのように活用できるかは一議員として考えていきたいと思います。また、デジタル大臣として、今後のSNSやフェイクニュース対応に使えるのであれば、広く政府で共有して対策に活用できるか検討していきたいと思います。

(問)先程行われた犯罪対策閣僚会議で、闇バイト等も含めた対策について話し合われましたが、改めてデジタル大臣としてどのように対応していくのか、所感をお願いします。

(答)闇バイトにおいては、実行犯を始めSNSを使って、いわゆる求人という言い方はおかしいですが、募集がかけられることがよくあります。一般的なSNSから秘匿性の高いアプリに誘導され、そこから先がブラックボックスになりやすいが、基本SNSはオープンになっていますので、警察がAIを使ってSNS上をパトロールしているわけです。怪しいツイートがないか、そういった部分についてデジタル庁としてAIの技術的な助言をしました。また、デジタル庁も一緒に効率を上げるプロトタイプの作成を手伝っています。今日の総理指示も警察とデジタル庁がよく連携して対応するようにということを言われていますので、デジタル庁としては警察に全面的に協力し、こういった闇バイトの募集がSNS上からなくなるようにAIを最大限活用していきたいと思っています。

(問)12月2日(月)に、健康保険証の新規発行が停止されてからおよそ2週間経過しました。大臣の所感をお願いします。

(答)大きな混乱があるのではないかという、そういった懸念が一部報道でもありましたが、私の認識としては大きな混乱はなかったと認識しています。また、厚生労働大臣から答弁があったかもしれませんが、クリニックでのマイナ保険証の利用率がかなり上がったという報告も聞いておりますので、順調にいっているだろうと思います。ただ、やはり大事なのは、今ある健康保険証の有効期限内にしっかりと資格確認書が手元に届くことだと思いますので、今後も不安に寄り添った政府広報が必要だろうと思います。

(問)犯罪対策閣僚会議の総理指示の中にAIを用いたサイバーパトロールといった言及もあったかと思います。現時点で、具体的にどのように検討されていますか。

(答)今、警察で実際にやっていると思います。まずはAIを使ってパトロールをします。そこに、例えばブラック案件やホワイト案件などの怪しいワードを見つけたら、それをモニタリングし、怪しいものを抽出して、おそらく警察がそれをリプライしていると思います。このツイートはご注意くださいということをやっている。我々は、その精度を上げるということです。AIのプロトタイプを技術支援して、今プロトタイプを警察と一緒に作っている。既に、警察はAIを使ってやっていると思います。そのAIをもっと賢くするところで、我々がお手伝いしているということで間違いないと思います。私はそういう認識です。

(以上)