平大臣記者会見(令和7年2月12日)
平デジタル大臣記者会見要旨
(令和7年2月12日(火) 8時50分から8時56分まで 於:オンライン)
1. 発言要旨
冒頭発言なし
2. 質疑応答
(問)現地時間2月7日(金)に行われた日米首脳会談では、共同声明にAI分野での日米協力や、サイバー空間における二国間の安全保障協力の拡大など、大臣所管の分野についても言及がありました。今回の日米首脳会談に関する受け止めと、共同声明に書かれた事項について実現を目指すために今後どう取り組んでいきたいか、お聞かせください。
(答)先日の日米首脳会談については、外務省が担当でございますので、詳細は外務省の方にお尋ねいただきたいと思います。その上で申し上げますと、新聞報道でもあるとおりでありますが、会談の中で石破総理はトランプ大統領に、非常に強い男、タフガイと称されるなど、個人的には非常に良い会談だったと私自身は思っております。トランプ大統領との信頼関係を構築するスタートがうまく切れたのではないかと思っております。また、私の関係する分野においては、AIやサイバーセキュリティ分野において日米の連携強化をしていくことが確認されたということで、これも大変良かったことだと思っております。AIの法案を今国会に提出することを予定しておりますが、これは城内大臣が担当でありますけれども、基本的には、私が自民党のAIの進化と実装に関するプロジェクトチームの座長時代にまとめたホワイトペーパー、その後の2次、3次という提言に沿って、世界一AIフレンドリーな国を目指すという基本姿勢を堅持して、こういった法案が出てきていると私自身は理解しておりますので、今アメリカが目指しているAIに関する方向性と我が国は一致しておりますので、日米でしっかり連携がとれたらと思います。さらに言うと、サイバーセキュリティが非常に大事でありまして、今サイバー安全保障の担当大臣として、その法案の提出の、今まさに準備をしているところでありますが、こういったサイバーセキュリティがしっかりしないとなかなか最先端のAIチップが入手できないという問題もあります。ですので、このサイバーセキュリティ強化がAIの戦略に極めて重要、死活的に重要だと私自身は思っていますので、こちらの法案もできるだけ速やかに提出し、できるだけ幅広くご支持をいただいて、成立させ、実際に機能する体制に取り組んでまいりたいと思っております。
(問)今後、サイバー、AI分野での日米以外の多国間での協力の枠組みや、国内での体制整備の重要性について、また、今後の取組方針について、お考えをお聞かせください。
(答)まず、フランスでAI Action Summitが行われましたが、私の問題意識は、今後AIがどんどん進化していく過程で、最先端のAIにアクセスできる人とできない人の間に格差が生まれたり、アクセスできる国とできない国で格差が生まれたりと、新たな問題が生じてくる可能性が高いと思っています。そのような中で、日本はいわゆるG7の中にあってもアジアに位置している国でもありますし、グローバルサウスとの結節点になり得る国だと思っています。ですので、こういった最先端のAI、もしくは最先端のAIの安全性は、アメリカとしっかりと連携し、イギリスとしっかりと連携しながら、政策を進めていきながらも、そういったAIが新たな格差を生まない、新たな争いを生まない世界にするという目配りは、やはり日本がそれなりの役割が果たせるのだろうと思っています。様々な枠組み、環太平洋の枠組みなどもありますので、そういった中で日本の考えを広めていきたいと思っております。
すみません。1個訂正で、アクティブディフェンスを可能にする法律はもう既に提出済みということで、提出に向けて準備を進めていると申し上げましたが、既に提出済みなので訂正をさせていただきます。失礼しました。
(以上)