ゴルフ場でのマイナンバーカード活用に関する実証実験を開始します

公開日:: 2024年8月8日

店舗など対面でのマイナンバーカード利用シーン拡大に向け、株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインとの実証実験を開始します。

実証実験の概要

今回の実証実験ではゴルフ場の活用について検証します。マイナンバーカードの利用シーンは様々な領域で拡大しており、更なる利用促進には、対面での活用を促進していく必要があります。マイナンバーカードを持ち歩き、店舗など対面で利用する場面を創出するため、対面受付を基本とするゴルフ場での実証実験を開始します。また、ゴルフ場の利用から地域の周遊につなげ、観光促進につながるかもあわせて実験します。
本実証実験では検証内容に記載の3つの項目について、その効果と課題を評価・検証します。

実証実験の期間

2024年9月30日から2025年1月末まで（予定）

対象施設

GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスを含む株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインが提携する全国4か所のゴルフ場
GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス周辺地域の施設

検証内容

受付の簡素化
従来は紙の受付票に利用者が氏名・住所・生年月日の情報を手書きで記入し提出していましたが、受付窓口の顔認証端末にマイナンバーカードをかざし顔認証を行うことで受付が完了いたします。これにより利便性が向上するか検証します。
ゴルフ場運営業務の効率化
受付業務の省人化やゴルフ場利用税に係る事務の効率化につながるかを検証します。
周辺地域の観光促進
ゴルフ場の周辺地域の施設にて、地域名産品の割引販売や住所属性に応じた、観光PRを実施することで、ゴルフ場の利用から地域の周遊に繋げ、観光促進が見込めるかを検証します。

本実証実験における共同発表の概要

2024年8月8日にデジタル庁において、株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインと共同発表を実施しました。

共同発表時の集合写真。左からスコアラ（株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインマスコットキャラクター）、河野デジタル大臣、株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン石坂代表取締役社長、土田デジタル大臣政務官、マイナちゃんが並んで立っています。

河野デジタル大臣のコメント
マイナンバーカードを持ち歩き、対面でご利用いただくシーンを増やしていくこともオンラインでの本人確認としての利用と並び重要と考えています。この実証実験がゴルフ場と同様の対面受付サービスの横展開につながるきっかけとなることを期待しています。
土田デジタル大臣政務官のコメント
マイナンバーカードについては、引き続き信頼性・安全性・利便性を高め、国民の皆様にご理解いただけるようまた、活用いただけるように、情報発信を続けてまいります。今回の実証実験の結果を踏まえつつ、対面・非対面でのマイナンバーカードの活用事例を広めていくとともに、より身近に活用いただけるよう、取組を推進してまいりますので、皆様の積極的な参加をお願いします。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン石坂代表取締役社長のコメント
本実証の対象ゴルフ場の受付ではマイナンバーカードをかざし、顔認証をするだけで迅速にチェックインが完了します。そのため、ゴルファーやゴルフ場にとって大変便利になります。4か月の実証後は、課題を洗い出し、全国2,000か所のゴルフ場の基幹システムやゴルフ練習場施設での活用の可能性なども含め、ゴルフ業界全体のDXにつなげていきたいと思っています。