デジタル庁でのキャリアコース
デジタル庁に行政人材(総合職・一般職)として入庁する場合は、試験区分を問わず「デジタル事務官」として採用されます。その中で専門性を身につけながらキャリアを形成いただくために、主に4つのキャリアコースをご用意しております。自ら志向するキャリアやスキルを示せるよう、ともに成長しましょう。
キャリアコースは入庁後に実際に業務を行いながら選択することも可能です。選択したキャリアコースも考慮しながら、様々なチームに配属され、キャリアパスを歩んでいただけます。
4つの歩めるキャリア
各キャリアの詳細
1. 政策デザイン
日本のデジタル化の方針・道程を最上流から関わる仕事ができます。
- ミッション
ユーザー中心で政策やサービスを企画・実行し、ステークホルダーと調整しつつ社会実装に結びつける - 得られるスキル
- 企画・立案スキル
対象となるユーザーを特定の上、現在の課題(As-ls)を理解し、あるべき姿(To-Be)を設計していく企画・立案スキル - デザイン感覚
様々なステークホルダーに一貫して分かりやすく説明を行うためのデザイン感覚 - コミュニケーション力
企画した政策を実行していくにあたって、内外のステークホルダーを特定し、意見調整を経て合意形成につなげるためのコミュニケーション力
- 企画・立案スキル
2. リーガル
デジタル化に伴う、国の新しいルールを設計する仕事ができます。
- ミッション
現行の法令をゼロベースで見直し、デジタル時代に沿った新たな法制度の在り方を立案する - 得られるスキル
- 法令知識
現行の法律・政省令・訓令などの法体系、逐条解説などの法令解釈、過去の判例など、法令に関わる知識やノウハウ - リサーチ力
前例に囚われずに法令を見直すための、最新テクノロジーやトレンドを把握する調査実務能力 - 確実な事務処理能力
新法や法令改正に伴って、漏れや誤りがないように膨大な法令実務を行うための事務処理・改善能力
- 法令知識
3. テック
全ての行政システム・データを支える国単位の基盤構築の仕事ができます。
- ミッション
モダンなテクノロジーに寄り添い、サービスの品質向上に繋がるよう、エンジニアリングを遂行する - 得られるスキル
- デジタル専門知識
政策目標の達成のため、必要となるサービスを具現化し、開発に向けた計画策定の前提となるデジタルの専門知識 - 調達ノウハウ
サービス開発に必要な体制整備のため、外部の事業者を調整、ベンダーコントロールを行うノウハウ - プロダクトマネジメントスキル
サービスの品質向上に必要な、フロントエンドやバックエンドなど、工程を一気通貫したエンジニアリングを実行するためのプロダクトマネジメントスキル
- デジタル専門知識
4.組織設計
これまでにない新しい省庁の形を自らの手でデザインする仕事ができます。
- ミッション
生産性高く、自らデジタルファーストな組織を設計・運営する - 得られるスキル
- 目標設定力
外部要因や内部要因を分析し、捉えるべき組織目標の設定、マイルストーンの設計スキル - BPRスキル
- 組織目標の達成に向けて、個別プロジェクトのチームマネジメントスキル
- ミスや遅延が少なく、スムーズな職員体験を実現する事務処理・改善能力
- 複雑な業務フローの見える化のためのドキュメンテーション能力
- バックオフィス知識
経営企画、総務、人事、会計などの組織運営に必須となる知識やノウハウ
- 目標設定力