「法令」×「デジタル」ハッカソンを開催します
- 公開日:
- 最終更新日:
2025年2月5日(水)から3月6日(木)までの間、法令とデジタルの領域を掛け合わせたサービスの開発をチームで競う、「法令」×「デジタル」ハッカソン(以下、「本ハッカソン」といいます。)を開催します。
1. 概要
デジタル庁では、e-Gov法令検索を通じて「法令等データ」を提供し、e-LAWSの提供を通じて国家公務員の法令案の立案業務等の効率化に取り組んでいます。
これらの取組をさらに発展させ、以下のような成果に繋げることを目的に、本ハッカソンを開催します。
- 国家公務員による法案作成、及び審査業務のさらなる効率化
- 法令に関するデータを正確に、より分かりやすく提供できるようなベース・レジストリに改善
- 法令に関するデータの利活用による産業・技術の発達、新たなサービス創出の促進等
2023年度に開催した「法令APIハッカソン」では、「法令API(e-Gov法令検索)」のプロトタイプを活用した優れた作品が多数開発されました(参考:法令APIハッカソン作品紹介)。
2024年度は、法令APIの利用を必須とせず、「法令等データ(e-Gov法令検索)」を直接ダウンロードして利用することも可能としたうえで、さらにテーマを拡大した「法令」×「デジタル」ハッカソンとして開催します。
2. 募集内容
本ハッカソンの目的を踏まえた以下の3つの観点で、デジタル庁が提供する「法令等データ」とAI等のテクノロジーを活用した作品を幅広く募集します。
開発例を以下に記載していますが、これらに限定するものではなく、自由に開発ください。
- 法制事務の効率化
国家公務員が法案を作成する業務や法案を審査する作業等である「法制事務」を効率化するようなツール等の開発- 開発例
- 社会のデジタル化に対応できていない法令上のアナログ規制を検知するツール
- 条文の案を生成AIに提案させるツール等
- 開発例
- 法令等データの整備、社会への法令等データの提供
e-Gov法令検索による法令等データの提供の在り方等について検討し、国民の皆様に対してより分かりやすく法令等データを提供するための開発- 開発例
- e-Gov法令検索の画面に参照先条文のポップアップ表示機能を追加する機能(2023年度 ビジネス・法務賞)
- e-Gov法令検索上の法令等データと判例データを連携させる機能等
- 開発例
- 法令等データの利活用促進、ビジネスの創出
政府が提供する法令等データを利活用する新たな民間のサービスが創出され、国民の皆様にとって利便性が向上する開発- 開発例
- 法令等データと生成AIを組み合わせた建築確認申請自動審査システム(2023年度 技術利活用賞)等
- 開発例
3. 開催スケジュール
本ハッカソンは、2025年2月5日(水)から3月6日(木)までの期間に開催します。開催期間中、参加者ごとの環境下で作品の開発を行っていただきます。
ハッカソン期間中のイベント
説明会やプレゼン等のイベントを以下のスケジュールにて開催予定です。詳細や予定の変更については、参加が決定した方のメールアドレス宛に連絡します。
- 1日目
- 内容:作品開発の参考になりそうなアイデアの紹介、法令等データ・APIに慣れるワークショップ、デジタル庁における生成AIを活用した取組の紹介等
- 開催日:2月5日(水)13時から17時まで
- 開催方法:対面会場・オンライン会場のハイブリッド形式
- 対面会場:品川駅付近
- 2日目
- 内容:開発方針や進捗状況に関するチーム別の相談が可能な時間を設ける
- 開催日:2月10日(月)10時から17時までのうち各チーム30分程度
- 開催方法:オンライン形式
- 3日目
- 内容:チームごとの開発作品に関するプレゼンテーション、表彰式等
- 開催日:3月6日(木)13時から18時まで
- 開催方法:対面会場・オンライン会場のハイブリッド形式
- 対面会場:品川駅付近
4. 参加方法
参加にあたり、必ず留意事項をご確認ください。
申込受付期間
2024年12月18日(水)15時00分から2025年1月20日(月)23時59分まで
申込方法
参加を希望される方は、「法令」×「デジタル」ハッカソン参加申込フォームから応募ください。応募数により、全ての方に参加いただくのが難しい場合は、デジタル庁で参加申込フォームから提出いただいたアイデア内容等に鑑み、審査の上、参加者を決定することがありますのでご了承ください。参加可否の連絡は、2025年1月24日(金)までにフォームに登録されたメールアドレスにお送りする予定です。
留意事項
- 申込みにあたっては、参加同意事項(PDF/175KB)をご確認のうえ参加申込フォーム上で同意いただく必要があります。
- チームの代表者は、日本語でコミュニケーションできる方に限ります。
- 本事業において社会通念上好ましくない活動やサービスの提案を行うなど、本事業の参加が適切でないとデジタル庁が判断した場合は、その後の参加をお断りします。
- 応募内容に不備がある場合や応募に際し虚偽の情報を記載し、その他デジタル庁に対して虚偽の申告を行った場合は審査対象外とします。
- 参加申込や作品についての審査経過及び審査結果に関するお問い合わせには応じられません。
- 受賞したアイデアについては、デジタル庁、審査委員のいずれも、性能、品質等の保証を行うものではありません。
- 本事業を通じて完成したサービスについて、デジタル庁が公式サービスとして公認、公開、頒布などを実施するものではありません。
- 参加者による発表、授賞式を含め、本事業の開催にあたり撮影を行い、その映像および画像をデジタル庁が公開することがあります。
- アイデアの概要および発表された内容について、デジタル庁がHPや広報物等で公開することがあります。
- 本事業の参加は無料ですが、会場への移動に必要な交通費、オンライン参加に必要な通信費等は参加者の負担となります。
- 本事業の参加や受賞にかかるデジタル庁からの金銭的支援はありません。
- 参加にあたってはハッカソン受付フォームに記載の参加同意事項に同意いただくことが必要です。
- ハッカソンで用いる法令APIプロトタイプは、法令APIの高度化に向けて今回試験用に開発したものです。URLの転載やハッカソン後のシステムへの組み込みはお控えください。また、データベースについては既存の法令データベースの過去のスナップショットから抜粋したものを試験目的に用いておりますので、網羅性等について保証はいたしかねますのでご了承ください。
5. プライバシーポリシー
「法令」×「デジタル」ハッカソン及び「法令API プロトタイプ公開テスト」におけるプライバシーポリシー(PDF/246KB)
6. 法令APIプロトタイプの利用について
法令APIプロトタイプとは、現在デジタル庁がe-Gov法令検索上で提供している「法令API」の機能を拡張したAPIのプロトタイプです。
2023年度の(終了)法令APIプロトタイプ公開テスト(第2回)で公開したプロトタイプは、現行の法令APIに加えて、e-Gov法令検索上の法令等データの取得や、特定時点の条文検索やその時点の条文が取得できる機能を試行できました(以下、この機能を含んだAPIを「法令API Version2」といいます)。
2024年度は、上記の機能に加え、さらに一部の告示データ等を取得できる機能を備えたAPIのプロトタイプを開発しています(以下、この機能を含んだAPIを「告示API・中間API」といいます)。
「法令API Version2」と告示API・中間APIプロトタイプのそれぞれの利用環境は、2025年1月に一定の期間で開放する予定です。本ハッカソンでもこれらのAPIを利用し、作品を開発いただけます。各APIの仕様書は、下記のURLから確認いただけます。
- 法令API Version 2:法令API Version 2(e-Gov法令検索)にアクセスいただくと、OASの内容がRedocで表示されます。
- 告示API・中間API:法令APIプロトタイプ公開テスト API仕様書(告示API・中間API編)(PDF/266KB)
7. お問合せ
ご不明な点がありましたら、「法令」×「デジタル」ハッカソン及び法令APIプロトタイプ公開テスト お問い合わせフォームからお問い合わせください。