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河野デジタル大臣が、欧州・中東に出張しました

河野デジタル大臣は、2024年4月29日から5月5日まで、ベルギー、オランダ、フランス、サウジアラビアを訪問しました。
詳細については以下の通りです。

1. 欧州連合(EU)

(訪問日程:4月29日及び30日)
日本とEUの間でのデジタル関連の協力を進めるため、ベルギー・ブリュッセルを訪問し、デジタル庁と欧州委員会との間でデジタル・アイデンティティに関する協力覚書(MOC)の署名式を行うとともに、「第2回日EUデジタルパートナーシップ閣僚会合」を共催し共同声明を採択しました。

本会合では、DFFTを含むデータ政策及びセキュリティ対策、半導体、AI、Beyond 5G等の重要課題に関する有意義な議論が行われました。会合後に開催された日EU共同記者会見で日本からは、今回署名したデジタル・アイデンティティに関する協力覚書は、将来的に個人や企業などの重要情報を日EU間で安心·安全にデジタルでやり取りできるようにしていくという観点から、大きな成果である、と強調しました。EUからは、IAPの設立・推進について支持と協力の意向が示され、日EU間のビジネス連携強化に向けて、信頼性のある自由なデータ流通を前提とした相互接続の実現への期待が述べられました。また、日EU間の重要なデジタル課題における戦略的協力を推進し、本会合直後に開催されるOECD閣僚理事会等、多国間連携においても協力を進める方針を確認しました。

詳細はプレスリリースをご覧ください。

2. オランダ

(訪問日程:5月1日)
河野デジタル大臣はアムステルダム市のバロンCTO (Chief Technology Officer)と会談を行い、アムステルダム市が取り組むスマートシティプログラム及びシェアリングモビリティについて意見交換しました。
また、アムステルダム運河を航行する世界初の自動運転ボート「Roboat」を視察したほか、在蘭日本商工会議所との意見交換を行いました。

アムステルダム市のバロンCTO及び職員との集合写真。左から2番目がバロンCTO、中央が河野デジタル大臣。
(アムステルダム市のバロンCTO(Chief Technology Officer)との会談)

3. フランス

(訪問日程:5月2日及び3日)
日本のOECD加盟60周年となる本年、日本は「変化の流れの共創:持続可能で包摂的な成長に向けた客観的で高い信頼性に裏付けられたグローバルな議論の先導」をテーマとして開催されたOECD閣僚理事会の議長国を務めました。河野デジタル大臣は、3日に開催された「DFFT、データガバナンス、セキュリティ」セッションの議長を務め、議論を牽引しました。

詳細はプレスリリースをご覧ください。

4. サウジアラビア

(訪問日程:5月4日及び5日)
河野デジタル大臣は、アル=スワーハ通信・情報技術大臣との会談で、両国のMOCに基づき、デジタル・アイデンティティ分野における相互運用可能性及び今後のベストプラクティス共有について議論しました。また、アル=スワーハ大臣から、スマートシティNEOMの戦略や進捗についての説明を受けました。

アムステルダム市のバロンCTO及び職員との集合写真。左から2番目がバロンCTO、中央が河野デジタル大臣。
(アブドラ・ビン・アーメル・アル=スワーハ通信・情報技術大臣との会談)

視察等

サウジ・ビジョン2030の巨大スマートシティプロジェクト「NEOM」 及び「KAUST (サウジアラビア・アブドラ王立科学技術大学)」 を視察しました。NEOMのナドミ・アル・ナスル最高経営責任者及びNEOMが手掛ける構想未来都市の一つ「THE LINE」 のデニス・ヒッキー最高開発責任者からスマート都市戦略についての説明を受けました。
また、世界的な研究者が集まるKAUSTを訪問し、研究者から最新の研究成果に関する報告がなされたほか、大学発スタートアップ企業からの説明を受け、意見交換を行いました。

NEOMのナドミ・アル・ナスル最高経営責任者及びNEOMが手掛ける構想未来都市の一つ「THE LINE」のデニス・ヒッキー最高開発責任者との集合写真。左から二人目が河野大臣。続いてナスル最高経営責任者。
(視察先:NEOM)

サウジアラビア・アブドラ王立科学技術大学 (KAUST)で、研究者と会談をする河野大臣。
(視察先:KAUST(サウジアラビア・アブドラ王立科学技術大学))

連絡先

デジタル庁 国際戦略
担当:中道参事官、矢端企画官
電話:070-7416-9838

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